職場でも、学校でも、趣味や地域の集まりなどでも、人がある程度集まれば会議やミーティングは行われます。ここでは、会議よりも比較的ラフな感じで行われることが多いミーティングに焦点を絞って、マジックスピーチとの相性や具体的な方法などについて解説します。
ミーティングと会議の違い
会議とミーティングは、ある部署やプロジェクト、チームなど複数のメンバーが集まって行う点では同じです。では、両者の違いは何でしょうか。以下のようにまとめてみました。
会議 | ミーティング | |
目的 | ・議題について議論し、結論や方針を決定するころが目的 | ・必ずしも、結論や方針を決定することが目的ではない |
特徴 | ・必ず「決裁できる立場の人」が参加している ・決定に関係のある立場の人が参加する | ・情報共有をおこない、意思疎通や確認をおこなう ・アイディアを出し合ったり進捗状況の確認をおこなう ・チームのコミュニケーション力を活性化させる ・議題に直接的に関係しているメンバーが参加する |
ミーティングとマジックスピーチの相性
結論から言うと、ミーティングとマジックスピーチの相性は抜群です。特に、あなたがその集団のリーダーなら、場所やタイミングなどの不確定要素を全て決定できる立場にいます。しかも、話す前からリーダーであるあなたは、メンバーから一目置かれています。マジックスピーチでこれ以上の好条件はそうそうありません。
ただし、会議となるとその条件は一部崩れます。しかも、議題によっては、参加メンバーも幹部クラスであったり議題の重要度も増してきます。あなたのタイミングやあなたの会議のメンバー内での立ち位置等を考えると、会議はマジックスピーチとは相性はよいとは言えません。
ミーティング場所
私は教員でしたので、ミーティングにあたるものとしては、学年部会(学年メンバーの集まりで規模により5~12人程度)や分掌部会(学校を運営するために分担しておこなう仕事で3~10人程度)や参観日後等の保護者会、部活動のミーティングなどが挙げられます。どのようにミーティング場所を決めていたのかをご説明します。
職場のいつもの席付近で
思い立ったときにすぐに始められ、短時間で終わらせられます。仕事場所かその周辺で行うので、短時間の確認や意思疎通をするのに向いています。また、メンバーが比較的近くに集まれるので、ペンや消しゴム、輪ゴムなど、机周りにある小さめの文房具を使って、クロースアップ系のマジックスピーチを即興的にできることもメリットです。
会議室など別室で
やはり別室でおこなうと、少し特別感がでてきます。時間的にもある程度長時間のミーティングに向いています。リーダーとしての意気込みや情熱を伝えたり、メンバーそれぞれからアイディアや意見をもらうなどの場面に向いています。
パーティールーム、レストラン、カラオケルームで
くだけた感じの雰囲気で様々なアイディアを出し合ったり、各グループやチームのコミュニケーションを高めるためであれば効果的です。最近は敬遠する風潮がありますが、何年か前までは、学校現場でも保護者会をこういう場所でやって交流を深めるのに役立てたものです。
ミーティングのタイミング
実は、ミーティングの中でマジックスをするタイミングによって、その効果が変わります。
①ミーティングのはじめからマジックをする
リーダーのこのプロジェクトや試合にかける意気込みや決意をダイレクトに伝えられる
②ミーティングの最後にマジックをする
このミーティングで一番伝えたいことを印象づけることができる
③メンバーの発言の前後にマジックをする
話しやすい雰囲気をつくり、アイディアを出し合ったり、コミュニケーションを高めることができる
具体例は、今後の記事で紹介していきますのでそちらも併せてご覧いただけるとありがたいです。
まとめ
この記事をまとめると以下のようになります。
- ミーティングはマジックスピーチと相性抜群!
- リーダーという立場であれば、一層マジックスピーチを効果的に利用できる
- リーダーはマジックスピーチをする場所やタイミングを自分で決めることができる
- 場所やタイミングによってねらう効果は変わる
あなたが、チームのリーダーであるなら、マジックスピーチを取り入れるメリットは山ほどあります。今後、様々な具体例を紹介していきますのでぜひチャレンジしてみてくださいね。