送別会

送別会の挨拶が感動的に盛り上がる!簡単マジックで感謝とエールを!(送る側)

お世話になった上司に送別会で感動的で盛り上がるメッセージで感謝の気持ちを伝えたい。異動する部下にエールの気持ちを伝える面白い挨拶をしたい。何かいいネタはないだろうか?

 送別会シーズンになるとこんな相談を受けることがあります。

そんなあなたに朗報です。実は、送別会のスピーチに簡単なマジックを取り入れる(このスピーチ方法を私はマジックスピーチと呼んでいます)と、感動的で盛り上がるスピーチができます。演出次第で、面白くすることも十分に可能なのです。

なぜなら、スピーチにマジックを取り入れると、マジックの現象が多くの人々に瞬時に視覚からも強烈なインパクトを与えることができるからです。

この記事では、簡単マジックをスピーチに取り入れることによって、送別会で送る側の挨拶が感動的で盛り上がり、感謝の気持ちやエールを伝えやすくなる理由とその具体例を紹介します。

この記事を読み終えていただければ、送別会の挨拶にマジックを取り入れるメリットが理解でき、あなたもこの方法を使って感動的で盛り上がる挨拶をしたいと思うようになるはずです。

送別会の挨拶で送る側が伝えるべきことは?

 転勤する、転職する、退職するなど、送られる人の状況は様々だと思います。しかし、「送別する」ということから考えて以下のような点を意識しておかなければなりません。

  • 今までの感謝の気持ちを誠実に伝える
  • これまでの功績や実績にふれる(特に上司を送る場合)
  • 新天地や今後の活躍を祈るエールの気持ちを伝える
  • 懐かしい思い出を振り返る具体的なエピソードを交える(特に部下や同僚を送る場合)

とにかく、送られる人に「感動や懐かしさ、職場の暖かさを感じてもらい、新天地でもがんばろう!」と決意を新たにしてもらうことが、送る側の使命ではないかと思います。

簡単マジックを使った挨拶の具体例

 

自分が上司の場合

「紙袋からボトルの出現」を使った例

「いやー山本君とはよく飲みに行きました。金曜日の夕方になると、ニコニコ笑った山本君に『先輩!』って声をかけられると『よし!わかった!いくぞ!』って飲みに行くしかなかったです。本当に奥さんには申し訳なかったです。その分、これは胸を張って言えます。世界中の誰よりも、泥酔した山本君の愚痴を聞き、介抱したのは私です!」

「そんな山本君に君が大好きだったこれをプレゼントするよ。(といって、胸ポケットからペラペラに折りたたまれた紙袋をとりだし、広げてからおもむろに手を入れ、ワインボトルを取り出す)」

「もうすぐお子さんも生まれるんだよね。これからは家で赤ちゃんの寝顔でも見ながらこれを飲んでください。」

「新天地に行っても君のバイタリティーがあれば大丈夫!きっといい仕事ができることは私が保証する。ただし、飲み過ぎるんじゃないぞ!4年間本当にご苦労様!ありがとう。」

簡単なのに声が上がるマジック!「紙袋からボトルの出現1」

少し面白さを加える方法として、紙袋に「飲みすぎ注意!」などと書いて、それを渡そうとします。気の利いた部下の方なら、「プレゼントって、部長!ただの紙袋じゃないですか?」などと突っ込んでくれます。そして、そこからおもむろにボトルを取り出せば、盛り上がります。さらにラベルも自作し『飲みすぎ注意!』と書いて貼っておけば、本人だけではなくみんなも爆笑してくれます。直筆で、「楽しかった!がんばれよ!」などと書いておくと感動のプレゼントにもなりますよ。

 

自分が部下の場合

「つながる紙」を使った例

https://drive.google.com/file/d/1CdUYAEfjZRYOEW2Dv32jSi7q4iHDnC1b/view?usp=drive_link 

「木下部長。5年間本当にお世話になりました。よく怒られ、叱られ、激怒されました。しかし、そこに愛があったことは私にはわかっていました。部長から営業のイロハを1から教えて頂いただいたおかげて、こんな私も月間売り上げベスト3に入ることもできました。部長も、自分のことのように喜んでくれたことが何よりもうれしかったです。」

「また、私が接客したあとには、必ず部長がやってきて声をかけてくださいました。」(といいつつ、ハガキ大の紙を何枚かポケットから出して重ねていき、最後におまじないをかけると『接客は、ここ、ハート!』と書かれた1枚の大きな紙に変わっている)

「部長の『接客は、ここ、ハート!』という言葉は一生忘れません。ハートを忘れず、これからも頑張っていきます。本当にありがとうございました。新天地でもご活躍ください。」

簡単にできてインパクト抜群のマジック「つながる紙」(メッセージの出現)

このマジックの良さは、自分で10字程度の言葉をセレクトできることです。送る方との関係性の中で、必ず喜んでくれる言葉や感動してくれる言葉ってあるはずです。そこさえ、はずさなければ成功間違いなしです。送る方が上司の場合、口癖や実績を端的に表現した言葉などが適しています。

 

エピソードをマジックを使って表現する

 送別会の送る側の挨拶でこそ、簡単マジックを取り入れたスピーチ方法(私はこれをマジックスピーチと呼んでいます)は力を発揮します。「親交の深かった」点で選ばれているわけですから、双方の関係性はかなり濃く、プライベートでも相応の付き合いがあると考えられます。

かなり突っ込んだエピソードや2人にしかわからない出来事もあるのではないでしょうか。これらのエピソードを簡単マジックを使って表現すると、よりエピソードを引き立てることができます。前述の例を振り返るとそれをわかっていただけるはずです。 

ただし、お互いの立場もあるので以下の点を意識しておくと、はめを外しすぎることはないでしょう。

自分が上司の場合部下の具体的ながんばりエピソードを紹介し、称えるとともに今後の活躍を願い、エールを送る
自分が部下の場合具体的なエピソードを例にして上司から学んだことを紹介し、感謝の気持ちを伝える
同僚か年の近い先輩後輩の場合仕事上の成功・失敗・笑えるエピソードや自分だけが知る人柄などを楽しく紹介する

司会者や幹事の立場

 司会や幹事からの連絡の際に、ちょっと軽いメッセージを挟むことがあります。そんな時にもマジックスピーチは使えます。

ですが、大事なことがあります。それは、あくまでも脇役であるということを忘れないことです。

送別される人の挨拶や送別する側の人の挨拶より目立ってはいけません。主役は、司会や幹事ではないのですから。連絡のついでに、ちょっと気の利いた瞬間芸的な短いマジックをセレクトするようにしましょう。

まとめ

 この記事では、簡単マジックを使って送別会の送る側の挨拶を感動的に盛り上げる方法について具体例を交えて解説しました。

マジックを練習する時間は必要ですが、この方法を使えば、言葉だけではなかなか伝えられない感謝やエールの気持ちを確実に伝えることができます。具体例を参考にして、自分の挨拶に生かしていただければありがたいです。

 演技については、解説予定の私のyoutube channelなども参考にしてください。また、マジックスピーチに使えるネタ集やマジックセットも作成予定です。気に入っていただけたら、その際は、どうぞよろしくお願いいたします。

  • この記事を書いた人

なんでやねんゴロー

 教師歴38年。マジック歴24年。
多くのイベントや各種施設で『ステージマジック』を中心に演じてきました。はじめは,お客様が驚き楽しんでくれることが喜びだったのですが,徐々にお客様から『やる気』や『感動』をもらっている自分に気づいてきたのです。
「『マジック』というこんな素晴らしいツールをスピーチに取り入れてみたらどうなるのだろうか?」という素朴な疑問からスタートしたマジックスピーチ。その絶大なる効果と成果に私自身が一番驚いています。

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