朝礼・朝会

会社の朝礼ネタはこれが面白い!スピーチに簡単マジックを使う3つの効果

 「朝礼で使える面白いネタを知りたいけど、簡単で面白いネタなんて、そうそう見つからない!」

という悩みをもっている口下手な若い会社員は多いのではないでしょうか。

実は、簡単マジックを取り入れたスピーチ法がその悩みを解決してくれるのです。なぜなら、スピーチにマジックを取り入れると、短時間で多くの人々に強烈なインパクトを与え、普通のネタを面白いネタに変えてしまうからなのです。

 この記事では、スピーチに簡単マジックを取り入れることによって、朝礼のスピーチネタが面白くなる理由とその具体例を紹介します。

 この記事を読み終えていただければ、朝礼のスピーチネタにマジックを取り入れる効果が理解でき、自分のネタを面白くすることができるようになります。

朝礼のスピーチネタにマジックを取り入れよう!

  スピーチというと「しゃべるだけ」という固定観念はありませんか。

しかし、漫才師や落語家などしゃべりのプロと言われる人でも、しゃべりだけではなく、表情やボディランゲージを駆使しています。また、扇子などの小物を上手に取り入れているのはみなさんもご存じの通りです。

つまり、朝礼のスピーチもただ、しゃべるだけではなく、もっと他の物を取り入れた方が効果的に伝えることができるのです。

その中でも、私のおすすめは、スピーチに簡単なマジックを取り入れる方法です。

このイメージとしては、芸人のバカリズムさんのフリップネタに近い感じでしょうか。あのフリップの存在がネタを一段とレベルアップさせていますよね。

もし、あなたが、朝礼の面白いネタ探しで困っているのであれば、ぜひ一度、その効果を実感してみてはいかがでしょうか。

朝礼のスピーチネタの面白い具体例と応用例

 それでは、さっそく実際に朝礼で使える「自分の趣味」についてのスピーチ例を紹介します。原案は、朝礼ではく、中学1年生の初めての学年集会で「夢について」というタイトルで話したスピーチを朝礼用に1分程度にアレンジしたものです。

「カラーリングブック」を使ったスピーチ例

カラーリングブック

*本を1冊持って登場

「私には夢があります。」

「以前までは、自分が何が好きで何をしたいのかが全くわからない真っ白な私でした。」

*本をペラペラめくり何も描かれていない真っ白な紙であることをよく見せる

「ですが、3か月前に私は、友人との飲み会でマジックバーにいきました。そして初めて生のマジックを目にしたのです。マジシャンが持っていた赤いボールがなくなって、私の手の中でボールがふえたのです!」

「こんなありえないことが目の前で起こったのです。この衝撃的な体験によって、私の真っ白な心に何かが芽生えました。」

*もう一度、本をペラペラめくり、真っ白な紙に白黒で絵が描かれているのを見せる

(このとき、見ている人の中には「エッー?」や「オー!」と声をあげる人がでてきます。)

「それから私は、マジックにはまっています。まだ、レパートリーは少ないですが、毎日、少しずつ練習しています。」

「家にいる時間は、ほぼマジックの練習をしています。でも毎日のその生活が楽しくて楽しくて仕方がありません。毎日がバラ色、いや、色とりどりで充実しています。」

*もう一度本をペラペラめくり、白黒の本がカラーになっているのを見せる」

(歓声と拍手がおこります)

「ありがとうございます!今度、こんな私のマジックを見てくださいね。これで私のスピーチを終わります。」

スピーチの応用例

 紹介したマジックはカラーリングブックという「簡単にできてインパクトのあるマジック」です。

実際に手にしてみればわかりますが、実にうまくできています。詳細はこちらをご覧ください。色づくノート

マジック初心者の方や不器用な方でも、15分もさわっていればマスターできる優れモノです。

これは様々な朝礼のスピーチネタに組み合わせることができます。白→白黒→カラーと3段階に変化しますので、例のように、話の流れを3段階構成にすれば、どんなスピーチネタにも応用でき、面白いスピーチにできます。

 また、観客との掛け合いで、「色づく未来にしましょう!」と声をかけ、返事が大きければカラーに変え、返事が小さければ「気持ちが足りないので、真っ白にもどってしまいました!もう一度、みんなで大きな声でお願いします!せーの!」『オー!』みたいな感じで聞いてくれる人たちとの掛け合いの演技にも使えます。この手法を使うと会場に一体感が生まれて楽しいスピーチになります。

慣れてくると、様々な状況で使えるので、「カラーリングブック」の演技は、朝礼をはじめとした様々なスピーチネタに超おすすめです。

スピーチに簡単マジックを取り入れる3つの効果

 マジックは、日常ではなく非日常の世界です。「常識を裏切る現象」が起こります。

人は、こうなるだろうという予想を裏切られたときに驚き、不思議さや面白さを感じます

朝礼ネタの具体例を振り返ってもらえればわかりますが、あのスピーチのしゃべりだけで、驚き、不思議さ、面白さを起こすのはかなり難しいです。しかし、マジックを使うと容易に可能となります。

さて、ここでスピーチにマジックを取り入れる3つの効果を説明します。

聴覚だけではなく視覚からも訴える

 3つの効果の中で最も大事なのは、視覚からも訴えることができるという点です。

しゃべりだけでは、観客は内容を頭で整理しながら左脳で理解していきます。しかし、マジックを使うと、視覚からも強烈な刺激を受け取るので、右脳からも理解しようとします。

つまり、左脳が得意な理路整然とした理解が、マジックによって裏切られます。そのギャップが大きければ大きいほど、短時間で多くの人にインパクト(驚き、不思議さ、面白さ)を与えることができるのです。

うまく、スピーチネタとマジックの特徴を絡ませることができれば、面白くて楽しい盛り上がったスピーチになるのです

最低限のしゃべりで普通にしゃべる以上の効果が得られる 

 マジックの現象は強烈です。言葉での説明を聞いて理解するだけではなく、短時間で視覚からも情報を伝えられます

マジックの現象が伝えたいメッセージを表したり、メッセージを補うはたらきをしてくれるので、必要以上に言葉で説明する必要がありません。つまりマジックを取り入れると最低限のしゃべりで、普通にしゃべる以上の効果が得られるのです。

しかも、朝礼のスピーチは1分程度。長くても3分くらいでしょうか。

マジックの演技時間を差し引くと、純粋にしゃべる時間が短くなります。

当然、事前にマジックを練習する時間は必要ですが、しゃべることが苦手な人にとっては、しゃべることが少ないというそれだけで本番での負担は軽減されます。

チャレンジする姿勢に好感が得られる

 この記事を読んでくださっている読者は、人前でしゃべるのが苦手な若い会社員の方が多いと思います。おそらく、職場の方々もあなたが人前でしゃべるのが苦手なことは感じているのではないでしょうか。

そんなあなたが、もし、朝礼のスピーチでマジックを演じたら、みんなはどう思うでしょうか?

きっとほとんどの人が、スピーチが苦手なあなたが新たなことに挑戦する姿に好感をもち、笑顔で拍手してくれることでしょう。さらに、やり遂げた時、あなた自身もチャレンジした自分に自信が持てるようになります。

朝礼のスピーチネタにマジックを取り入れるべき理由

 私は、教員生活38年。マジック歴は24年目を迎えています。毎日、人前でしゃべる仕事をしてきました。

マジックがある程度できるようになってからは、授業や学活、集会や保護者会など様々なスピーチ場面でマジックを取り入れるようになりました。老人施設や幼稚園、地域のイベントやお祭りなどでもマジックを演じてきました。

プロのマジシャンの方々は、私よりも遥かに技術も経験も上です。しかし、私は、スピーチという制限がある中でマジックをやってきた経験は負けません。

つまり、私がやってきたことは、マジックを見せることが目的ではないのです。スピーチの中でメッセージを効果的に伝えるためにどんなマジックをどう使えばいいのか、どんな場面や状況で使えば効果的なのかを実践してきたのです。

真面目なスピーチ中にいきなりマジックを演じた時、言い方を変えると、いきなり「常識を裏切る現象」が起こった時の観客の反応や驚き、笑顔は誰よりも見てきました。そして、この方法が、スピーチだけよりも効果的にメッセージを伝えられることを数多く体感してきました

これが、私が朝礼のスピーチネタにマジックを取り入れる方法(私はマジックスピーチと呼んでいます)をすすめる理由です。

まとめ 

 この記事では、会社の朝礼のスピーチネタとして、カラーリングブックというマジックを使った面白いスピーチ例を紹介しました

応用も自在です。朝礼のスピーチネタで困っている、朝礼で面白いスピーチをしたいと考えている人は、ぜひ、スピーチにマジックを取り入れてみてください。マジックの練習をするという時間は必要ですが、それに余りあるリターンがあります。

 演技については、「カラーリングブック」で検索すると様々なものがでてきますのでご覧ください。また、私も近々youtubeに動画をあげる予定ですので参考にしていただければと思います。カラーリングブック以外のマジックネタも今後、ふやしていく予定です。

今後、カラーリングブック以外のマジックネタもふやしていく予定です。マジック集

また、将来的には、マジックスピーチに使える簡単マジックの解説集やマジックスピーチセットも制作する予定です。

  • この記事を書いた人

なんでやねんゴロー

 教師歴38年。マジック歴24年。
多くのイベントや各種施設で『ステージマジック』を中心に演じてきました。はじめは,お客様が驚き楽しんでくれることが喜びだったのですが,徐々にお客様から『やる気』や『感動』をもらっている自分に気づいてきたのです。
「『マジック』というこんな素晴らしいツールをスピーチに取り入れてみたらどうなるのだろうか?」という素朴な疑問からスタートしたマジックスピーチ。その絶大なる効果と成果に私自身が一番驚いています。

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