誰もが経験したことがある自己紹介。緊張しますよね。自己紹介でその人の印象は8割は決まると言っても過言ではありません。初対面の人たちに自分を知ってもらう(売り込む)ことが求められる自己紹介。実はマジックスピーチは自己紹介と抜群の相性なのです。
短時間!
とにかく自己紹介は短時間勝負。時間をかけてダラダラとおもしろくもない話をする人は敬遠されます。マジックスピーチを利用すれば、第一声から勝負をかけることができます。しかも、たいした話ができなかったとしても、「マジックの現象」があなあたについて語ってくれるのです。
場の空気が一気に和む!
自己紹介は、初対面どうしの集団で行われることが多いです。はじめはみんなが様子見をして、重苦しい空気が漂っています。そんなとき、あなたが「マジックの現象」を披露することによって、場の空気が一気に和みます。それをきっかけに口をはさんでくる人も現れます。
「えっ?マジシャン?」
「すごーい!他にもできる?」
「いや、これだけを1年間練習してきたんで…」
「何、それある意味すごい集中力!」
など会話が一気に走るケースもあります。自分がきっかけとなり、場を和ませることも可能です。これは強い武器ですね。
はじめから勝負!
自己紹介でだらだらしゃべるわけにはいきません。自己紹介は長くても1分以内で収めましょう。1分で勝負をつけるためには、もう、はじめから『マジック』の現象をだしましょう。私がよくやっていたのは、以下のような自己紹介です。
自分の番がまわってきたら、一呼吸置いて軽く笑顔で礼をします。そして、何かに気づいたように空中を指さして、
『あれ!何か空中にあるぞ!』(これをしゃべらずに簡単な演技で)
そして、空中からそれをつかみ取ります。そして、右手をぐにゅぐにゅしていると、一瞬動きが止まります。
『おっ!何かでてきた?』という雰囲気でみんなの方を見ます。
そうすると右手から黄色いハンカチがでてきます。ここで、もう一度みんなの方を見ます。
*「えー!」、「なんで!」という声が聞こえたり、「おー」という歓声が沸き起こったりします。もし、何の反応もない場合は、
拍手するポーズをしたり、「拍手するところです」と誘ってあげると一気に反応が現れます。
おもむろにハンカチを広げながらやっとしゃべります。(ハンカチには『川』という漢字が一字書いてあります)
『川田です。 間 あっ!そうです。変わり者の川田です。特技はリンゴの皮を切らずに一気に剥くことができます。変わり者ですが悪い奴ではありません。どうぞよろしくお願いします。』
ハンカチをもう一度右手に押し込みます。そして、右手の拳に一息かけると、ハンカチはなくなっています。一礼して終わります。
様々なパターンが作れます
さっきの例でいけば、ハンカチに書く文字によって様々なパターンが作れます。
『今』という字を書いて、「今田です。今を大事に生きるがモットーです。でも、今はすぐに過去になり消えてしまうんです!」
『山』という字を書いて、「山田です。やま感がほとんど当たりません。テストの山場もはずします。やましいところが何一つない、いい男です。(といってハンカチを消す)」
このように応用は様々です。例のように名前を一字でもいいし、何か訴えたい一文字、好きなものの一文字でも何でもできます。ぜひ、自分にぴったりするストーリーを作ってみてください。
余りあるリターンが!
この例には『マジックスピーチ』のエッセンスが詰まっています。振り返ってもらえればわかりますが、話す量が少ないことに気づきます。『マジックの練習』と『ちょっとした演技の練習』は必要です。ですが、それに余りあるリターンが確実にありますよ。話すことに自信のない話し下手のみなさん。話だけでみんなを喜ばせることができないというみなさん。大丈夫です。ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。
まとめ
このブログでは、様々な自己紹介で使える『マジックスピーチ』を紹介しています。『マジック』には当然、難しいものもあります。しかし、意外と簡単なもので絶大な効果を発揮するものもたくさんあります。私のブログやユーチューブでできそうなものを選んで練習し、自己紹介に生かしてもらえればうれしいです。